新しいBranson™ GCX シリーズ超音波発振器は、精密洗浄に適した安定的な超音波パワーを発振制御することが可能です。
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Branson GCX シリーズは、より効率良く超音波パワーを超音波洗浄槽へ伝播させることが可能です。
ダンバリー、コネチカット州(2020年8 月10日) – 本日エマソンは BransonTM GCX 超音波発振器シリーズ を発表しました。 ユーザーフレンドリーなデジタル制御、進化した機能、そしてコンパクトなボディがひとつになった超音波発振器は、医療、電子、 自動車およびその他の業界で使用される精密洗浄システムの超音波パワー供給を最適に制御することができます。
コンパクトに設計されたBranson GCX シリーズ発振器は、従来機(S8000シリーズ)よりも15% の省スペース化を実現し、5インチのカラーHMIタッチスクリーンを搭載しています。ユーザーフレンドリーなHMI を採用することで、従来のアナログ制御、プッシュボタン操作を改善し、より広範囲をデジタル設定によって正確に制御することが可能になります。GCXシリーズは、超音波パワーを20%から100%までの任意の数値を設定することによって調整可能です。また、2つの特徴ある発振モードを標準搭載しており、パワーモジュレーションモードでは、超音波発振ピーク電力と平均電力の比率を4倍にして強弱を強調した発振出力が可能です。スイープ周波数モードでは、定在波を除去し、小さく複雑なパーツの表面にも届くようにキャビテーションの強度を変化させることができます。スイープ帯域幅を 1%から100%まで選択できるようにして、固定化されていた 「hi/low」スイープ設定を、より精細にコントロールすることが可能となりました。
新しい GCX アラームディスプレイは、HMIスクリーン上でアラームメッセージを自動的に表示します。これにより、時間のかかるアラームコードの検索に終止符を打つことができます。アラームシステムには、最新のアラームのログも含まれており、すべてのHMI テキスト情報が多言語(日本語、英語、中国語) で利用できます。 プロセス監視は、発振器のパワーを継続的にトラックするパワー(%表示)グラフによって、より簡素化され、超音波出力状態を認識することが可能です。これらの機能を併用することで、監視を簡素化し、紙の文書やテクニカル・サポート・コールの必要性を軽減します。
「GCX シリーズは、S8000 シリーズのすぐれた性能と耐久性を有し、さらに操作性向上、HMI、外部通信制御機能により高精細な超音波洗浄が可能となります。」と、エマソンの精密洗浄製品のディレクターである Nitin Phadnis は述べています。「GCX シリーズは、60以上ある S8000 シリーズと互換性を有しており、機種選択を簡素化し、ユーザーフレンドリーな操作を提供します。」
また、GCX シリーズには、新たに RS-485 通信機能を標準搭載しており、超音波発振出力、検出されたエラー内容を、PLC、PCなどを通じてリアルタイムでデータ通信することも可能です。すべての GCX ユニットは、発振器単体とタンクでの使用も可能であり、OMNI、B シリーズディグリーザーおよびその他の Branson 超音波洗浄システムに共通の PLC コントロールと完全に統合することができます。
最新のブランソン洗浄ソリューションの詳細については、 Emerson.com/Branson をご覧ください。