Lal Karsanbhai 代表取締役社長からのメッセージ: Emerson を変革するための途方もない旅

過去数年間、私たちは Emerson を変革するための途方もない旅を続け、2023 年の目標に向けて大きな進歩を遂げました。当社の人材はこのプロセスに不可欠であり、私はチームが示し続ける情熱、決意、才能に刺激を受けています。当社は、NI の買収や Copeland の売却など、いくつかの大胆なポートフォリオの変更を実施し、オートメーションにおけるグローバルリーダーとしての地位を更に高めています。

当社はこれらのアクションを通じて、お客様が完全自動化スペクトルに舵を切ることを可能にし、デジタルトランスフォーメーション、サステナビリティと脱炭素化、エネルギーの安全保証、入手可能性、ニアショアリングの長期的な成長傾向に沿う、統合ポートフォリオを構築しました。サステナビリティの推進と、顧客および株主のための価値向上は密接に連携しています。Emerson のお客様は、当社のテクノロジーに基づいて業務をよりよく管理し、生産性を高め、エネルギー使用量と排出量を削減し、安全性と信頼性を向上させています。

Emerson 管理システムは、リーダーと従業員の時間とリソースを集約させることで、当社の変革の間も、強力な業務実行、成長、イノベーション、リスク管理を可能にしてきました。

2023 年度および本報告書の日付までに達成した大きな進歩のハイライトをいくつかご紹介します。

• 当社は、Emerson 各拠点で使用している電力の 49 % を再生可能な資源から調達し、2030 年までに再生可能資源から電力の 100 % を調達することを目標に前進しています。これに加え、エネルギー効率とスコープ 1 の排出削減戦略に継続的に焦点を当てることで、スコープ 1 と 2 の温室効果ガス（GHG）の排出量を 2021 年以降で 52 % 削減することができました。

• 当社は、気候に関連するデータを積極的に、透明性の高い方法で報告し続けています。Emerson は、カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト（CDP）に自主的に参加し、2023 年も A スコアを維持しました。さらに、気候変動に関するサプライヤーの関与について評価された企業の上位 8 % である CDP のサプライヤー・エンゲージメント・リーダーボードに 2 年連続で選出されました。

• 私たちは、全社的な継続的傾聴戦略である「Your Voice Counts（あなたの声が反映されます）」という企業文化の取り組みをベースに、初の「パルスチェック」調査を実施しました。39,000 人以上の従業員が回答し、エンゲージメントに関する質問の 75% で向上が見られました。

• 2023 年、グローバルでは女性のリーダーシップの割合を 2 ポイント、米国ではマイノリティ層のリーダーシップの割合を 4 ポイント増やし、フォーブス誌の「World’s Top Employer for Women（女性にとって世界上位の雇用主）」に選出されました。

2023 年度サステナビリティレポートでは、現在のビジネスにおいて複雑な課題を克服し、お客様とステークホルダーに向けて脱炭素化のための影響力のあるソリューションを推進し、長期的な価値創造への取り組みを維持する方法を示しています。

当社には、イノベーションによる変革のパイオニアとして 134 年の歴史があり、今後もオートメーションのあり方に変革をもたらし続ける機会を心待ちにしています。オートメーションの無限の未来へ向けて前進する当社にご賛同いただき、ありがとうございます。 
 

社長兼最高経営責任者（CEO）、Lal Karsanbhai