Rosemount 2160 ワイヤレスレベル検出器について
Rosemount 2160 では以前はアクセスできなかった箇所に新しい計測ポイントを追加できます。
もし、お客様がアクセスが困難な場所でのポイントレベル検出のみ、あるいは過充填防止またはポンプ制御をお探しの場合は、業界初のワイヤレス HART® 振動フォークレベル検出器、Rosemount 2160 がソリューションを提供します。
Rosemount 2160 は Emerson TM のワイヤレス専門技術と振動ホーク技術を組み合わせて、以前はアクセスできなかった場所でのレベル検出や有線機器では費用が高すぎるレベル検出を可能にしています。 有線タイプのレベルスイッチの機能をすべて持ち合わせ、設置も簡単です。
Rosemount 2160ワイヤレスレベル検出器は、振動フォーク測定技術を使用しています。 振動フォーク検出器は音叉原理を中心に設計されており、通常は圧電結晶アセンブリによってその固有振動数で振動するように駆動されている2本のフォークからなります。 音叉式センサの周波数は、浸漬媒体に応じて変化します。 空気中では、フォークは自然周波数で振動します。 液体がフォークを覆うと、周波数が落ちます。
周波数の変化はスイッチ電子機器により継続的に監視され、アラーム、ポンプまたはバルブを操作するためにスイッチの出力状態を変更します。 固有周波数は、誤った切り替えを引き起こす可能性がある通常のプラント振動による干渉を避けるために選択されます。
ワイヤレス通信は既に身近なものですが、ここ数年の間にこの技術はプロセス産業に組み込まれ、大きな成功を収めました。 ワイヤレス通信では、タイムリーに適切な情報をユーザーに送信することが可能です。 当社のワイヤレスフィールドネットワーク製品は、Field Comm Group (旧 HART協会) が開発したWirelessHART™ 規格に基づいています。 エマソンのワイヤレスネットワークは自己組織・自己修復型ソリューションであり、ワイヤレス現場計器は、直接あるいはネットワーク上のいずれかのワイヤレス機器経由で、ゲートウェイにデータを送信します。 複数の通信経路が同時に管理、解析されており、障害が発生したときでも、最適な通信とネットワークの持続的な信頼性が確実に維持されます。
Emerson™ワイヤレス・ネットワーク・ソリューションは、セキュリティを考慮して設計されています。 他のワイヤレス、WiFi、EMC ソースからの干渉は、電波を介して信号を送信する2つの異なる方法である時間同期チャンネルホッピングと直接シーケンススペクトラム拡散 (DSSS) を通して回避されています。 さらに、業界標準の暗号化、認証、検証、電波妨害対策、キー管理を採用した複数層のセキュリティで、ゲートウェイのみが受信可能であることが保証されています。
当社のすべての製品が使用するWirelessHART通信プロトコルには、無効にすることができない内蔵セキュリティと、標準AES-128ビット暗号化の利用、最終的なデバイスが送信データを復号化して利用する機能が含まれています。
手の届きにくい場所での信頼性の高い測定に加えて、寿命の長いバッテリが必要です。 Rosemount 2160は、換可能で本質安全防爆の塩化チオニールリチウムのパワーモジュール (PBT 筐体付き )を使用しています。 このバッテリは、21°C(70°F)の場合に1分の更新レートで最大10年間、さらに3つの追加ネットワークデバイスのルーティングデータを実行できます。 ご使用の条件でのバッテリ寿命を計算するには、次のバッテリ寿命の計算サイトを使用してください。