溶着モードについて

溶着モードについて

Bransonの超音波溶着機には複数の溶着モードが用意されており、パーツに合わせて適切な溶着モードを選択することで、理想的な溶着が実現できます。この記事では主な6種類の溶着モードについてご紹介します。

Bransonの超音波溶着機には複数の溶着モードが用意されており、パーツに合わせて適切な溶着モードを選択することで、理想的な溶着を実現することができます。

各種溶着モードでは超音波振動を終了するタイミングを設定することができます。

(超音波振動を開始するタイミングはトリガ圧力で設定します。)

主な溶着モードは以下の6種類です。

〇タイムモード

〇ピークパワーモード

〇エネルギーモード

〇コラプスモード

〇アブソリュートモード

〇グランドディテクトモード


それぞれの溶着モードについてご紹介致します。

〇タイムモード

超音波振動を何秒間発生させるか設定できるモードです。

時間という管理しやすいパラメータで設定ができることが利点です。

〇ピークパワーモード

超音波発振をする際に機械が消費するパワーは時間により変化します。

任意のパーセンテージ(100%は機械の定格出力)に達した瞬間に発振を終了させることができます。

〇エネルギーモード

機械が消費するパワーを時間積分した数値が溶着時に消費したトータルのエネルギー値となります。

エネルギーモードでは、設定したエネルギー値に到達した段階で溶着が終了します。

下図の通り、仮にパワーが変化した場合においても、設定したエネルギー値に到達したら発振停止させる事が出来ます。

〇コラプスモード

樹脂の溶け込み量を設定できるモードです。

超音波発振を開始してから設定した位置までホーンが下降し発振を終了します。

樹脂の溶け込み量が一定になるので、溶着強度やパーツの仕上がりが安定します。

〇アブソリュートモード

ホーンのストローク(上昇端からの下降距離)を設定できるモードです。

ホーンの上昇端から設定した位置までホーンが下降し発振を終了します。

溶着後のパーツ高さを一定にする事ができます。

〇グランドディテクトモード

ホーンが治具(アンビル)に接触したことを感知し発振を停止するモードです。

ホーンと治具が接触する事でツールの摩耗が発生するため、このモードを使用し過度な接触を防ぎます。



適切な溶着モードの選択について、弊社のセールスエンジニアがサポート致します。

こちらのお問い合わせフォームから、お気軽にお問い合わせください。

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