超音波のイメージ

超音波溶着の原理 #1 超音波とは?

超音波溶着に欠かせない、「超音波」に関する基礎知識をお伝えします。

超音波とは


超音波(Ultrasonic)とは、正常な聴力を持つ人に聴感覚を生じないほど高い振動数をもつ弾性振動波(音波)のことです。


人が聞き取れる音は低い方で20ヘルツ、高い方で2万ヘルツくらいまでです。(個人差があります)


こうした人が聞き取ることのできる音を「可聴音」と言い、人の耳に聞こえないほど低い音を「超低周波音」、高い音を「超音波」と呼びます。


超音波の物理的特徴は可聴域の音と同じで、その違いは人が聴くことが出来ないということだけです。


広義の意味では、超音波は、「人が聞くこと以外の目的で利用される音」を意味し、人間に聞こえるかどうかは問いません。


超音波の用途


超音波の利用を大別すると通信(電気的)に応用するものと機械的エネルギーとして応用するものの2つの方法があります。前者の応用例としては超音波検査(エコー)など、後者の応用例としては代表的なものに超音波洗浄機が挙げられます。


超音波の用途の一覧 

通信的利用

動力的利用

・水中ソナー

・樹脂溶着

・魚群探知機

・金属接合

・超音波診断

・洗浄

・探傷器

・乳化/分散

・厚み計

・細胞破壊

・干渉計

・疲労試験

・流速・流量計

・穴あけ加工

・集塵

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