振動溶着の特徴#2
ダメージの無い溶着と3次元形状
ダメージの無い溶着結果
振動溶着は製品を振動させ、発生する摩擦熱を利用してプラスチック溶着を行いますので、振動によるダメージを心配されるかもしれません。しかし、今日もどこかで振動溶着によって溶着されている製品のほぼ全てが、振動によるダメージが無いと言ったら信じて貰えるでしょうか。
美しい外観を要求される製品
電化製品、自動車など、美しいデザインの工業製品は沢山あり、それらにも振動溶着は採用されています。外観が重要な製品ほど、厳しい品質管理を要求されます。製品立ち上げ時にはお客様の厳しい要求に対して苦戦する事もありますが、ブランソンはこれまでの長い歴史の中で培ったノウハウと新しいアイデアで、美しい外観を損ねる事のない溶着結果でお客様にご満足いただける様に日々努力を重ねております。
内部に衝撃に弱い部品を持つ製品
振動溶着が得意な仕事として、ハーメチックシールがあります。
内部に繊細な部品(電子基板、センサー類、端子など)を組込み、ガラス粉末や金属ハウジングを使わず、プラスチック成型品のみを用いて溶着により封鎖、密閉空間を作る方法です。
振動溶着機はおよそ100Hz ~240Hzで振動していますが、振動エネルギーは溶着部分で熱エネルギーに変換され、繊細な部品への振動の影響が最小化されます。
非常に複雑な形状を持つ、プラスチック製品の溶着
迷路の様な気体・液体流路を作る必要がある、そんな方はいらっしゃいませんか?
インジェクション/射出成型
非常に複雑な内部構造を持つ製品でも、振動溶着工法で対応する事が出来る!かもしれません。一つの製品を作るのに、射出成型品を2工程、3工程溶着を行って作っている製品も多数実績があります。シンプルな部品も複数組み合わせる事で複雑な流路を実現、内部に部屋構造をもつ製品にする事も可能です。