ネジ留めと振動溶着の比較

ネジ留めと振動溶着の比較

 ネジ留めについて

ネジ留めは、安価な接合工法として知られています。
二つの樹脂成型品をタッピングスクリューなどでネジ留めします。

ネジでは点での接合となりますので、固定されているものの剛性感が低く、製品の剛性感を出すためには沢山のネジで締結していく必要があります。
またネジ山の掛かり代のスペースの考慮の必要があったり、複雑な形状のワークになるとドライバーがネジ頭にアクセスできるかを考える必要があります。

振動溶着のメリット

一方、振動溶着工法では、変形した樹脂成型品であっても振動溶着治具にて製品を加圧し、変形を矯正して溶着します。

また、リブで溶着しますのでネジ留めでは点の接合ですが振動溶着では線の接合となり、溶着後成型品は構造体となり剛性感が高いものができます。

当然ですがネジ山の掛かりのスペースや工具が入るか考慮も必要ありません。

また線で接合できますのでネジとパッキンで気密を取っている部品に対してパッキン無しで気密溶着も得意です。

製品の大小にかかわらず同じ時間で接合ができます。

生産数量が多い部品になればなるほど振動溶着がお客様の生産にメリットが出てきます。

ご検討の際には是非ブランソンにお声がけください。